2024年度に競輪とオートレースの補助事業 機械振興 研究補助の支援を受けて研究を実施しています。
本研究課題では高効率な振動発電素子の実現を目指して、デンドリマー材料の真空蒸着膜が示す自発的配向分極(SOP)に関する研究を実施して、振動発電素子に使える事を実証しました。 有機EL材料などの研究を通じて有機物を真空蒸着した際にはアモルファス膜中で一部の分子が配向することで分子の永久双極子モーメントの配向が生じて膜厚方向に大きな分極を示すエレクトレット材料となることが分かってきました。デンドリマー材料は安定したコンホメーションと大きな双極子モーメントを持つため、これを廃校させることが出来ればエレクトレットとして有望です。本研究ではフッ素系置換基を導入したデンドリマーのSOP挙動を調べ、100 mV/nmを超える大きな分極を示す材料を見出すことが出来ました。 こちらにより詳しい研究の報告書をアップロードしています。 |